
はじめに
Claude MAXを契約して、毎日のようにコーディングに使っている。 アプリケーションを開発していて、設計は自分でやって実装はClaudeに任せる——いわゆるアーキテクト型の使い方をしている。言語は気にしていない。AIが書いてくれるので。
で、ある日気づいた。 俺、Claude Codeの機能を半分も知らなかった。
/initすら知らなかったし、/rcの存在を知ったのもつい最近だ。
同じような人、けっこういるんじゃないかと思ってこの記事を書いている。
/rc(Remote Control)— スマホからガッツリ開発できる
これが一番衝撃だった。
PCでClaude Codeのセッションを起動したまま、スマホのClaudeアプリから同じセッションを操作できる。コードはすべてローカルのPCで実行されていて、スマホはその「窓」になるだけ。
/rc
これだけでQRコードが表示されて、スマホで読み取れば接続完了。
何が嬉しいか
見守りだけじゃない。スマホから普通に指示を出して、コードを書かせて、レビューもできる。自分はソファでコーヒー飲みながらスマホでガッツリ開発している。PCの前に張り付かなくていい。進捗を確認して、おかしな方向に行ってたら止められるし、そのまま次の指示も出せる。
注意点
- ネットワークが約10分切れるとセッションが切断される
- ターミナルを閉じたら終わり
- レートリミットに当たった後、リモート接続が復帰しないバグがある(2026年3月時点)
まだリサーチプレビューなので粗はあるが、方向性としては最高。
/init — クソ大事なのに案内がない
これだけは声を大にして言いたい。大事。クソ大事。なのに大事そうに案内がない。やられた。
新しいプロジェクトを始める時、Claude Codeにプロジェクトの構成を理解させるための初期化コマンド。これをやるかやらないかで、Claudeの理解度がまるで違う。
/init
新しいセッションを立てたら、まず/init。これを習慣にしてほしい。
自分はこれを知らずにしばらく使っていた。Claudeが的外れな提案をしてくる度にイライラしていたが、/initしてなかっただけだった。最初にやっておけばよかった。
CLAUDE.md — /initで気づくもう一つの存在
/initを実行すると、CLAUDE.mdというファイルが生成される。ここで初めてその存在に気づく人も多いんじゃないだろうか。自分がそうだった。
これはプロジェクトルートに置いておくと、Claude Codeが毎回セッション開始時に読み込む指示書。
自分の場合はここに開発方針やコードスタイルを書いている。「コード変更は差分提示→承認後に適用」とか「日本語でコメントを書く」とか。
これがないと、毎回同じ注意を繰り返すことになる。/init → CLAUDE.mdの流れは、Claude Codeを使う上での最初の一歩だと思う。
Plan(プランモード)— 質問しただけなのにコード直すな
Claude君は優秀だ。優秀なんだが、質問しただけなのにコードを直し始めることがある。
「このエラーどうなってる?」と聞いただけなのに、返ってきたらコードが書き換わっている。察しが良くて人間臭いのも悪くはないが、聞いただけの時は本当に聞いただけなんだよね。
そんな時はPlanモードにした方がいい。VS CodeのClaude Codeパネルからモードを切り替えるだけ。Claudeが各アクションを提案して、承認してから動くようになる。
コマンド(/plan)もあるらしい。俺は使わんけど。
Effort(思考の深さ)— 余裕があるなら常に最大でいい
effortはClaudeの思考の深さを調整する設定。VS CodeのClaude Codeパネルから切り替えられる。
単純に、高い方がいい感じの答えが返ってくる。使用量は多くなるらしいが、5時間枠や一週間枠を見て余裕があるなら常に最大でいいんじゃないですかね。
ちなみにMAXプランだと、最高設定がhighからMAXに昇格しますwww
コマンド(/effort)もあるらしい。俺は使わんけど。
/compact — コンテキストが膨らんだ時の救世主
長時間作業していると、会話の蓄積でコンテキストが肥大化する。動作が重くなってきたと感じたら:
/compact
何を残すか指定もできる。
/compact エラーハンドリングのパターンは残して
目安としては、コンテキスト使用率が80%を超えたら実行。タスクを切り替える時は/clearの方がいい。
/fork と /rewind — 実験と巻き戻し
/forkは今の会話をブランチにコピーする。本線を汚さずに「ちょっとこっちの方針で試してみて」ができる。
/rewindは会話をコード変更ごと巻き戻す。「それ違う、戻せ」がワンコマンド。
/fork # 実験したい時
/rewind # やらかされた時
Model(モデル切り替え)— MAXならOpus一本でいい
VS Codeなら、Claude Codeパネルのモデル名が表示されている部分をクリックすれば、モデルを切り替えられる。コマンドなら/modelでも可能。
SonnetやHaikuに落としてコスト節約、という記事をよく見かけるが、MAXプランならOpus一本で回して問題ない。 普通に使っている分にはOpusで溢れることがほぼない。せっかくMAXに課金しているのに、わざわざ性能を落とす必要はない。
まだ使いこなせていない機能
- Skills — カスタムスキルを定義して自動で呼び出させる仕組み。まだ試行錯誤中
- Claude Code Channels — TelegramやDiscordからセッションを操作できる。/rcの代替として気になっている
/simplify— PR前に3エージェントでコードレビューしてくれるらしい。これは次に試す/batch— 大規模変更を並列処理してPRを自動作成。規模が大きくなったら使いたい
まとめ
Claude Codeは、普通に使っているだけだと機能の半分も触れていない。公式ドキュメントは英語だし、新機能はパッチノートの1行に埋もれているし、気づかないのは当然だと思う。
自分と同じように「MAXに課金してガンガン使ってるけど、実はよく知らない機能がたくさんある」という人に向けて、これからも実体験ベースで書いていく。
実際にClaude Codeでアプリを作った話は、OLTranslatorとLiveTRの記事で書いている。Claude Codeが「コードを書く」以上の価値を出した話は「Claudeと論文から組み立てた話」で。
このブログ「Claude Code 始めました」は、Claude MAX ユーザーが実際の開発で使いながら学んだことを記録していくサイトです。